午後3時のドルは115円後半で底堅い、リスクオフ後退と米金利上昇で

経済・ビジネス

3月9日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.66/69円)に比べてドル高/円安の115.77/79円で推移している。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2022年 ロイター /Rick Wilking)
3月9日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.66/69円)に比べてドル高/円安の115.77/79円で推移している。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2022年 ロイター /Rick Wilking)

[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.66/69円)に比べてドル高/円安の115.77/79円で推移している。ウクライナ情勢を巡る不透明感は根強いものの、きょうの東京時間はネガティブな材料が出なかったことで、リスク回避姿勢がやや弱まり、ドル買いが優勢となった。時間外取引で米10年債利回りが1.8%台と高水準で推移したことも、ドル/円をサポートした。

ドルは朝方、一時115.92円まで上昇し、2月11日以来の高値を付けた。ただ、116円を目前に上値の重さが意識され、その後は115円後半でもみあう展開が続いた。

SMBC信託銀行のマーケットアナリスト、合澤史登氏は、「各国による対ロシアの金融制裁関連の材料の出尽くし感が意識され、リスクオフムードががやや後退したのではないか」と指摘する。

バイデン米大統領は8日、ロシア産の原油や天然ガス、石炭の輸入を禁止すると表明したが、合澤氏は「ロシアへの金融制裁がこれでいったん落ち着くとの思惑もあり、過度な懸念は和らいだようだ」との見方を示す。きょうはユーロも対ドル、対円で底堅く推移した。

ただ、ウクライナ情勢の不透明感が完全に払しょくされたわけではないため、「ドルが今年の高値(116.34円)を超えるのは難しく、116円近辺では利益確定の売り圧力も強まりやすい」(国内銀行)との意見も聞かれた。

ユーロ/ドルは1.0914ドル付近、ユーロ/円は126.37円付近と、底堅さを維持した。明日には欧州中央銀行(ECB)理事会を控えているが、「ECB理事会よりも10日から開催される欧州連合(EU)首脳会談にマーケットの関心が集まっている」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)という。

荒地氏は、一部の報道通りEUの共同債発行が発表されれば、ユーロにとってプラス材料になるとの見方を示す一方で、「米欧の金融政策の差が意識され、ユーロ/ドルがどんどん上昇する可能性は低い」と話した。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 115.77/79 1.0914/18 126.37/41

午前9時現在 115.71/73 1.0896/00 126.09/13

NY午後5時 115.66/69 1.0899/03 126.01/05

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