「サハリン1・2」は日本の電力・ガス供給に不可欠なエネルギー源=萩生田経産相

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3月30日、萩生田光一経済産業相(写真)は衆議院経済産業委員会で、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1・2」について「日本の電力・ガス供給に不可欠なエネルギー源だ」と述べた。写真は都内で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )
3月30日、萩生田光一経済産業相(写真)は衆議院経済産業委員会で、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1・2」について「日本の電力・ガス供給に不可欠なエネルギー源だ」と述べた。写真は都内で2020年9月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )

[東京 30日 ロイター] - 萩生田光一経済産業相は30日の衆議院経済産業委員会で、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1・2」について「日本の電力・ガス供給に不可欠なエネルギー源だ」と述べた。荒井優委員(立憲)の質問に答えた。

萩生田経産相は「自国で権益を有し、長期的に資源の引き取り権が確保できるものであり、エネルギー安全保障上きわめて重要なプロジェクト」との考え方を改めて示した。

米石油大手エクソンモービルが「サハリン1」から、英石油大手シェルが「サハリン2」からの撤退を表明しているが、萩生田経産相は「今日も掘削している。撤退時期については明らかにしていない」とし「G7各国とも、そこに参加している企業とも同じ思いで、足並みを揃えて対応していきたい」と述べた。

さらには「将来的にはお付き合いするのが難しい国になることは否定できない」ものの、ロシアから一斉に引き上げることが制裁につながるかどうか、冷静に考えなければならないとした。

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