ソフトバンク、投資抑制へ ハイテク株安や中国の規制で=FT

経済・ビジネス

3月31日、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(写真)は、経営幹部に対し投資を一段と抑制する必要性を指摘した。写真は都内で2018年11月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
3月31日、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(写真)は、経営幹部に対し投資を一段と抑制する必要性を指摘した。写真は都内で2018年11月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[31日 ロイター] - ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は、経営幹部に対し投資を一段と抑制する必要性を指摘した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が関係筋の話として報じた。

ハイテク株の急落や中国の規制強化を受けて、資金調達を急いでいるという。

報道によると、過去数カ月で保有株の価値が大幅に低下していることを受けて、孫氏は今月の会議でこうした考えを伝えた。

第1・四半期の評価損は300億ドルと予想されていたが、株価が一部回復したため、現在は200億ドル程度という。

関係筋はFT紙に「海外に上場している中国企業のバリュエーションは崩壊している。すぐに好転することはないだろう」と話した。

また別の関係者は、ソフトバンクは資金調達を図っており、現金化が可能な資産を評価していると述べた。

株価急落局面で孫氏はソフトバンク株を担保とした個人としての借り入れに対する警戒感を高めたとしている。

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