【動画】ホルンの音色に全員集合 奈良公園で恒例の「鹿寄せ」

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奈良県奈良市の奈良公園で、冬の風物詩「鹿寄せ」が行われ、4日も寒い中、ホルンの音色を聴いたシカが集まり、多くの見物人を喜ばせた。

明治時代に「鹿苑」が完成したことを祝ったことが始まり

奈良の鹿愛護会によると、鹿寄せは明治時代に、公園内にあるシカを保護する施設「鹿苑」が完成したことを祝い、ラッパを吹いたことが始まりだという。

奈良公園で行われている「鹿寄せ」。ホルンの音色を聴いたシカが続々と集まってきた=4日午前10時すぎ、奈良県奈良市で
奈良公園で行われている「鹿寄せ」。ホルンの音色を聴いたシカが続々と集まってきた=4日午前10時すぎ、奈良県奈良市で

4日も午前10時ちょうどにホルンを吹くと公園内各地から多くのシカが集まり、中には跳ねるようにして駆けてくる小さいシカの姿も。約100頭ほどのシカが関係者がまく好物の木の実や、見物人が持つ鹿せんべいをもらう光景がみられた。

「鹿寄せ」は14日までで、時間は午前10時から。8日は近辺で「奈良マラソン」が行われるため、お休みとなっている。

集まったシカには好物の木の実が与えられた。後方にはやや遅れて木の実をもらいにくるシカの姿も=4日午前10時10分ごろ、奈良県奈良市で
集まったシカには好物の木の実が与えられた。後方にはやや遅れて木の実をもらいにくるシカの姿も=4日午前10時10分ごろ、奈良県奈良市で

(「THE PAGE」12月4日掲載。元記事はこちら

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