【動画】埼玉県も今週末の外出自粛要請 大野知事が会見

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新型コロナウイルスの感染者が東京をはじめ全国で増加する中、埼玉県の大野元裕知事は26日、記者会見を行い、県民に対して「週末の不要不急の外出を控えるよう」呼びかけた。埼玉県内の感染状況から、埼玉は都市封鎖をするような状態ではなく、生活必需品の買い物などは自粛の対象ではないとして、買い占めは控えるよう求めた。

「感染拡大のピークを遅らせる」ための措置

「埼玉県として県民の皆さまへ。この週末の不要不急の外出を自粛していただけますようお願いします」

大野知事は、埼玉では現時点で急激な感染拡大やクラスター(小規模な患者集団)は発生していないものの、感染が急拡大している東京と人と物の往来が密で、感染者数の推移が感染拡大前の東京に類似していることから、「爆発的な感染に至る前に、不要不急の外出自粛が、少しでも感染拡大のピークを遅らせるために必要と判断した」と説明した。

また感染者が4万人に迫るなど欧州の感染拡大国の一つであるスペインを例に取り、「(同国の)感染増加の初期に似ている可能性がある」と警戒感を示した。

スペインの感染者の推移を例に、感染拡大への警戒感を語る大野知事
スペインの感染者の推移を例に、感染拡大への警戒感を語る大野知事

生活必需品の買い物は自粛対象ではない

県民に対しては、冷静な対応を呼びかけた。

今回の埼玉県の自粛は「生活必需品の買い物や散歩、子どもの公園での遊びは対象ではない」として、全く家に引きこもる必要はないとした。ただ咳エチケットや帰宅後の手洗いは徹底するようよう求めた。

東京で可能性が取り沙汰されるロックダウン(都市封鎖)については、ローマやパリ、ニューヨークといった海外主要都市がロックダウン状態に陥っている。そうした海外のニュース映像で「(人々が)ス―パーで奪い合いする光景を見た人もいるかもしれない」と不安への理解を示したが、現在の埼玉は「都市封鎖されるような状態ではない」と強調。「商品の買い占めなどはお控えいただきたい」と県民に呼びかけた。

学校の再開については、3月末までの首都圏での感染状況を踏まえ、4月の頭に判断するとした。大規模イベントについても「継続が必要」として、4月19日まで引き続き自粛を要請し、「県民のみなさまには大変なご迷惑をおかけするが協力をお願いする」と理解を求めた。

東京・神奈川・千葉でも同趣旨の自粛要請

この週末の外出自粛要請をめぐっては、まず25日に東京都の小池百合子知事が緊急会見で打ち出した。26日に入って東京と隣接する神奈川県が県民に週末の外出自粛を要請したほか、千葉県も週末に東京に行かないことを求めている。

大野知事は、小池知事と25日の緊急会見前に電話で話したといい、東京での感染拡大に対する「危機感を共有した」という。

埼玉県は、通勤や通学で東京に移動する県民が多い現状を踏まえ、「東京だけでやっていても効果は限定的になる。連携を図ることに意味がある」と首都圏自治体間での取り組みの意義を語った。

(「THE PAGE」3月26日掲載。元記事はこちら

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