【動画】「明るい兆し見えつつある」 専門家会議、第2波警戒も

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新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議が1日開かれた。その後の記者会見で、副座長の尾身茂氏(地域医療機能推進機構・理事長)は一部の欧州の国ではオーバーシュート(爆発的患者増)が、「(4月7日の緊急事態宣言後)国民が行動変容して、国民が耐えてくれて、オーバーシュートを避けて下方に(転じて)いけた。心から感謝している」と語った。

また、陽性・陰性を判断するための迅速診断キットの開発が進められていることに触れ「PCRを補完する(ものとして)早期にできることを期待しているし、懸命な努力がなされている。こういう努力が実って。ある程度早い時期に早期診断から治療ができて、いまのような不安が消えてくれればいいなという期待(がある)」と言及。「予断を許さないが、明るい見通し、兆しが見えつつある」とも話した。

一方、「実際には一回下がればそれで終わりと言うことではない。そうあってほしいですけど、そう簡単ではない。もう一度小さな波がくる、北海道なんかは例に当たると思います」と第2波が来る恐れがあることも指摘し、「(再度)高い山に行く前にもう一度抑える必要がある。早期の診断、それから治療薬。その治験も来月に出る。診断キットなんかもどれだけ効果があるか分かってくる。そういう希望が出てくる可能性がある」と述べた。

ある地域における感染状況の推移に応じた対策のイメージ図(新型コロナ専門家会議メンバーによる記者会見資料)
ある地域における感染状況の推移に応じた対策のイメージ図(新型コロナ専門家会議メンバーによる記者会見資料)

(「THE PAGE」5月1日掲載。元記事はこちら

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