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2018/4/4

小野寺防衛相、日報の経緯検証へ=報告まで2カ月半、疑念消えず

防衛省が存在しないとしていた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が見つかった問題で、小野寺五典防衛相は3日、自身に報告が上がるまで2カ月半以上を要したことの経緯を検証する方針を表明した。小野寺氏は隠蔽(いんぺい)との指摘を否定しているが、予算審議の期間と重なっていることもあり、疑念は消えない。

小野寺氏は国会議員に「存在しない」と説明していたことについて、記者団に「どういういきさつがあったか再度確認したい」と語った。

日報は、昨年の南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報の隠蔽問題を受け、同11月から始めた調査の中で見つかった。陸上幕僚監部衛生部が日報を1月26日に発見したとしているのに対し、陸自研究本部については、「確認中」との理由で発見日は明らかになっていない。

研究本部は1月12日、陸幕衛生部が同31日に、それぞれ陸幕総務課に日報の存在を連絡。陸幕は2月27日に統幕へ報告した。小野寺氏への報告が3月31日にずれ込んだことについて、防衛省関係者は「防衛相への説明や国会質問に耐えられるようにするため時間がかかってしまった」と釈明している。

閣議後、厳しい表情で記者団の取材に応じる小野寺五典防衛相=3日午前、首相官邸

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