理事長と学長が辞職=文科省前局長汚職で東京医科大

社会 暮らし

文部科学省の私立大支援事業をめぐる汚職事件で、東京医科大は6日夜、東京都内のホテルで記者会見を開き、臼井正彦理事長(77)と鈴木衛学長(69)が辞表を提出し、受理したことを明らかにした。辞表は5日付という。

同大の行岡哲男常務理事(66)は会見で、「理事長と学長が贈賄の嫌疑を受けたことは事実だ。嫌疑を受け多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを大学を代表しておわび申し上げたい」と謝罪した。臼井、鈴木両氏は東京地検特捜部の捜査への影響を考慮し、姿を見せなかった。

受託収賄容疑で逮捕された文科省前局長の佐野太容疑者(58)は、同大の支援事業の選定で便宜を図る見返りに、息子を合格させてもらったとされる。行岡氏は不正が実際にあったかどうかの認識を問われると、「捜査の根幹にかかわる」と述べるなど言及を避ける場面が目立った。問題の入学試験は一般入試で、同容疑者の息子は休んでいると説明した。

文部科学省の支援事業汚職事件で、臼井正彦理事長と鈴木衛学長の辞表を受理し、記者会見で謝罪する東京医科大の行岡哲男常務理事=6日午後、東京都新宿区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 事件・犯罪 教育