47人死亡、不明者捜索続く=岐阜県に特別警報-西日本豪雨

社会 暮らし

記録的な大雨に襲われた西日本では7日、各地で土砂崩れや河川の氾濫による被害が出た。自治体などへの取材によると、京都、滋賀、兵庫、岡山、広島、山口、愛媛、福岡の8府県で少なくとも47人が死亡した。

気象庁は午後3時10分に岡山県の大雨特別警報を解除。その後、兵庫県と京都府も解除し、発表対象は岐阜県のみとなった。

安否不明者も多く、警察や消防、自衛隊は捜索を急いだ。広範囲にわたって浸水した住宅地では、ヘリコプターが取り残された住民を救助した。

総務省消防庁によると、午前11時半現在、約85万世帯の約193万人に避難指示が出ており、4万2000人が避難所に身を寄せた。

広島県内では計19人の死亡が確認された。このうち東広島市では土砂災害に巻き込まれた住宅が全焼し2人の遺体が見つかったほか、土砂崩れで2人が亡くなるなどした。呉市でも市内を流れる川で成人女性とみられる遺体が見つかったほか、土砂崩れで2人が亡くなった。

広島市安芸区矢野東の梅河団地では土砂崩れで約100人が孤立した。消防隊員が土に埋まってけがをした男性を病院に運ぶなど、救出作業を続けている。

愛媛県では松山市の離島・怒和島で、裏山から土石流が流れ込み、民家1棟が倒壊。住人の女性1人と子ども2人が死亡した。

宇和島市では土砂災害が多数発生し、2人が死亡した。西予市でも50~80代の男女5人の死亡が確認された。

滋賀県高島市では用水路に詰まった草木を取り除く作業をしていた男性(77)が流され死亡。このほか山口県周南市と岩国市で計3人、福岡県筑紫野市で1人の死亡が確認された。

冠水した広島県坂町の市街地=7日午後(時事通信ヘリから)

線路に流れ込んだ土砂。上はJR瀬野駅=7日午後、広島市安芸区(時事通信ヘリから)

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

災害 時事通信ニュース 気象 水害 大雨 西日本豪雨