10府県で死者80人=安否不明も多数-捜索救助活動続く・西日本豪雨

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西日本を中心に降り続いた記録的な大雨で大きな被害が出た地域では8日も警察や消防、自衛隊による捜索・救助活動が続いた。自治体などへの取材によると、岐阜、京都、滋賀、兵庫、岡山、広島、山口、愛媛、高知、福岡の10府県で計80人が死亡した。行方不明や安否不明者も多数おり、被害規模はさらに膨らむ見通し。

総務省消防庁によると、8日午後3時現在で19府県の約260万世帯、約590万人に避難指示・勧告が出ている。

死者は、広島県36人、愛媛県19人、岡山県11人、京都府4人、山口県3人など。

広島県では、新たに広島市安佐北区で70代と40代の女性が土砂に埋もれて死亡するなどした。福山市では、ため池が決壊して流され、行方不明になっていた女児(3)の遺体が見つかった。他にも、土砂崩れに巻き込まれるなどして安否が分からないとの情報が多数寄せられている。

岡山県では、堤防の決壊で広い範囲が浸水した倉敷市真備町で6人が死亡。依然として多くの住民が孤立しているとみられ、自衛隊などが夜を徹して救出活動を続けた。笠岡市では新たに男性1人の遺体が見つかったほか、総社市で農機具を移動させようとした男性(81)の死亡が確認された。県によると、少なくとも7人の行方が分かっていない。

高知県大月町では崩れた土砂が押し寄せて家屋が倒壊し、住人の女性会社員(58)が死亡した。京都府綾部市では倒壊した家屋2棟から3人の遺体が発見された。岐阜県関市では、用水路で横転した軽ワゴン車から男性会社員(60)の遺体が見つかった。 

大雨により浸水した街並み=8日午前、岡山県倉敷市上空(時事通信ヘリより)

大雨による浸水被害で孤立していた「まび記念病院」から救出される人たち=8日午前、岡山県倉敷市上空(時事通信ヘリより)

大雨により浸水した街並みの中央を走る井原鉄道井原線の線路=8日午前、岡山県倉敷市上空(時事通信ヘリより)

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