財政収支、2.4兆円の赤字=新目標の25年度、高成長でも-内閣府試算

政治・外交

内閣府は9日の経済財政諮問会議に中長期の経済財政試算を提出した。国と地方を合わせた基礎的財政収支は、名目で年3%以上の高い経済成長を前提にした「成長実現ケース」でも、黒字化の目標期限を先送りした2025年度に2.4兆円の赤字となる見込み。税収増により、今年1月に試算した3.8兆円の赤字から改善した。名目GDP(国内総生産)に対する赤字の割合は0.3%となる。

基礎的財政収支は政策経費を借金に頼らずに税収などでどの程度賄えるかを示す財政健全化に向けた指標。成長実現ケースでは、生産性の向上などにより、物価変動の影響を除いた実質で20年代前半に1%台半ばから2%、生活実感に近い名目でほぼ3%以上の高い成長を見込むが、それでも赤字が残る見通しで、歳出改革は避けられない。

今回の試算では、19年10月の消費税率10%への引き上げに加え、前回は含めなかった19年度の歳出抑制の効果を一定程度織り込んだ。20年度以降の歳出抑制の影響を含めた試算はしていない。

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