食事の場で便宜依頼か=前局長に医大側、仲介役も同席-文科省汚職・東京地検特捜部

社会

文部科学省の私立大支援事業をめぐる汚職事件で、同省前局長佐野太容疑者(58)=受託収賄容疑で逮捕=と、東京医科大の臼井正彦前理事長(77)が昨年5月、一緒に食事していたことが10日、関係者への取材で分かった。会合は医療コンサルタント会社元役員の谷口浩司容疑者(47)=同ほう助容疑で逮捕=が手配したという。

臼井前理事長は、この会合で佐野容疑者に支援事業の対象選定への助力を求めたとみられ、東京地検特捜部は、佐野容疑者の息子が同大に合格した経緯も含め、解明を進めている。

関係者によると、佐野容疑者と臼井前理事長が一緒に食事した場には、谷口容疑者も同席していた。会合は谷口容疑者が準備して昨年5月ごろに開催されたといい、特捜部は同容疑者が会場や日程を調整するなどし、不正を手助けしたとみて調べているもようだ。

臼井前理事長は贈賄工作を認めており、在宅での捜査が続いている。谷口容疑者は会合があったこと自体は認めているとみられるが、「ほう助には当たらない」などと容疑を否認しているという。

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