死者130人、続く捜索=不明者多数、全容見えず-「72時間」経過・西日本豪雨

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西日本を中心に大きな被害をもたらした豪雨で、甚大な被害が出た広島県や岡山県では10日も行方不明や安否不明者の捜索が続けられた。急激に生存率が下がるとされる「発生から72時間」を迎えたが、平成に入って最悪となった豪雨災害の全容は見えないまま。死者数は12府県で計130人に上った。

菅義偉官房長官は記者会見で「警察、消防、自衛隊、海上保安庁が約7万5000人態勢で捜索・救助活動に取り組んでいる」と述べた。

死亡が確認されたのは、広島県で51人、岡山県で36人、愛媛県で25人。ほかに京都府で4人、山口県と福岡県で各3人など。

総務省消防庁によると、9日午後6時時点で13府県の約60万世帯、約132万人に避難指示・勧告が出た。愛媛県への指示・勧告は全て解除された。同日午後5時半現在、1万1227人が避難所に身を寄せた。厚生労働省によると、10日午前5時現在で約27万戸が断水となった。

広島県では、大規模な土砂崩れで多数が行方不明となっている熊野町川角で新たに3人の死亡が確認され、同町の死者は計4人となった。被災現場では、10日も早朝から警察や消防、自衛隊が200人態勢で捜索・救助活動に当たっている。

浸水地域の水路の排水をするため、小田川の堤防で準備するポンプ車=10日午前、岡山県倉敷市

浸水被害のあった地域で重機を使った復旧作業が行われる中、自宅を訪れる住民ら=10日午前、岡山県倉敷市

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