安倍首相3選有力=無派閥、地方にも広がり-自民総裁選

政治・外交

9月の自民党総裁選で、安倍晋三首相の3選が有力になってきた。岸田文雄政調会長が24日に首相支持を表明。首相側近の菅義偉官房長官は無派閥議員の囲い込みを進め、既に国会議員票(405)の7割前後を固めたとの見方がある。首相は25日、対抗馬となる石破茂元幹事長を地方票でも圧倒しようと地方県連関係者との面会を重ねた。

首相は国会議員票のうち、出身派閥の細田派(94人)、麻生派(59人)、二階派(44人)の3派に加え、岸田派(48人)の支持も得たことで、6割超を確保した。

約70人いる無派閥議員についても、約50人が首相支持との観測がある。菅氏は衆院当選4回以下の議員十数人と「ガネーシャの会」をつくって定期的に会合。参院議員10人強との会も持っており、約30人が「事実上の菅派」と目されている。このほかにも首相支持が20人程度いるとみられる。

地方票対策も着々と進めている。首相は25日、衆院議員会館で東京、神奈川の地方議員らとの会合に出席し、「憲法改正は重要なテーマだ。今がチャンスだと受け止め、賛同、協力をお願いしたい」と述べた。改憲論議が停滞する中、3選後の改憲実現に意欲を示したものだ。

自民党岡山県連関係者(左から2人目)による西日本豪雨に関する緊急要望書を受け取る安倍晋三首相(左から3人目)=25日午後、首相官邸

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