被害者19人に献花、黙とう=相模原襲撃事件から2年

社会

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から2年となる26日、現場となった施設前には献花台が設置され、神奈川県の黒岩祐治知事らが花を手向けた。また、同県庁では、職員が一斉に黙とうをささげた。

事件があった居住棟などは現在、取り壊し工事が進められている。入所者らは横浜市港南区の同園芹が谷園舎などへ移動し、仮住まいを続けている。県は跡地に新しい居住施設を建設する計画で、2021年度にも完成する見通し。

現場へ足を運ぶのが4回目という兵庫県明石市の小学校教諭三好淳一さん(43)は特別支援学級を担当しており、事件を「自分の受け持つ子どもに向けられた攻撃」と受け止めてきた。「19人の犠牲は無駄にしない」と誓いながら、同僚と作成した寄せ書きを献花台にささげた。

神奈川県庁では、午前9時の庁内放送を合図に、職員らが一斉に黙とうをささげた。障害福祉課では、共生社会の実現を目指す「ともに生きる」のロゴが入ったTシャツ姿で黙とう。男性職員(23)は「ご冥福をお祈りした。障害者の方々にも平等な社会が訪れてほしい」と神妙な面持ちで話した。

献花台に花を手向け、手を合わせる被害者家族=26日、相模原市緑区

黙とうをささげる神奈川県職員ら=26日午前、横浜市中区

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