宇宙飛行士派遣で便宜か=JAXA理事出向中、医科大に-文科省汚職

社会

文部科学省幹部の接待汚職事件で、収賄容疑で逮捕された同省前国際統括官、川端和明容疑者(57)=26日付で官房付=が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の理事出向中、東京医科大への宇宙飛行士の講師派遣に関与したとみられることが27日、関係者への取材で分かった。

東京地検特捜部は文科省やJAXAの関係先などを家宅捜索し、この講師派遣について、川端容疑者が贈賄側に図った便宜の一つだった疑いもあるとみて捜査しているもようだ。

同大のホームページなどによると、JAXAの宇宙飛行士は医師でもあり、2016年11月、東京医科大の創立100周年記念行事で講演。新薬開発につながる宇宙での科学実験の様子などを語った。

川端容疑者は15年4月~17年3月まで、JAXAに理事として出向。講演のあった時期と重なり、関係者によると、特捜部は派遣先の選定過程に関心を寄せ、捜査を進めているという。

JAXAによると、宇宙飛行士の講師派遣についてはホームページにも掲載し、広く受け付けている。交通費などの負担は必要だが、講演への謝礼は不要。ただ、宇宙飛行士は人数が限られ、どうしても断らざるを得ないケースが多いという。

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