財務次官に岡本氏=国税庁長官は藤井氏

政治・外交

麻生太郎財務相は27日の閣議後記者会見で、セクハラ問題で辞任した福田淳一前事務次官の後任に岡本薫明主計局長を昇格させる幹部人事を正式発表した。学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざん問題で辞任した佐川宣寿前国税庁長官の後任には、藤井健志同庁次長を充てた。発令は同日付。

麻生氏は会見で「信頼回復に向け、財務省の再生に取り組む」と強調した。

財務省は相次ぐ不祥事で佐川、福田両氏が辞任。次官級3人のうち2人が不在という異常事態は約3カ月で解消した。次官人事は複数の案が浮上して曲折を経たが、当初本命視されていた岡本氏で決着した。

主計局長に太田充理財局長、理財局長には可部哲生総括審議官を起用。飯塚厚関税局長の後任に中江元哉首相秘書官、総括審議官に茶谷栄治主計局次長が就任した。土井俊範財務総合政策研究所長の後任には8月3日付で美並義人近畿財務局長を充てる。

〔事務次官〕

岡本 薫明氏(おかもと・しげあき)東大法卒。83年大蔵省(現財務省)に入り、官房長を経て17年7月主計局長。57歳。愛媛県出身。

〔国税庁長官〕

藤井 健志氏(ふじい・たけし)東大法卒。85年大蔵省に入り、主計局次長を経て17年7月国税庁次長。55歳。島根県出身。

〔主計局長〕

太田 充氏(おおた・みつる)東大法卒。83年大蔵省に入り、総括審議官を経て17年7月理財局長。58歳。島根県出身。

〔理財局長〕

可部 哲生氏(かべ・てつお)東大法卒。85年大蔵省に入り、主計局次長を経て17年7月総括審議官。55歳。東京都出身。

〔関税局長〕

中江 元哉氏(なかえ・もとや)東大法卒。84年大蔵省に入り、官房審議官を経て12年12月首相秘書官。57歳。大阪府出身。

〔総括審議官〕

茶谷 栄治氏(ちゃたに・えいじ)東大法卒。86年大蔵省に入り、秘書課長を経て15年7月主計局次長。55歳。奈良県出身。

〔財務総合政策研究所長〕

美並 義人氏(みなみ・よしと)東大法卒。84年大蔵省に入り、主計局次長を経て16年6月近畿財務局長。58歳。奈良県出身。

記者会見で財務省幹部人事を発表する麻生太郎財務相=27日午前、東京・霞が関

岡本薫明 財務省事務次官

藤井健志 国税庁長官

太田充 財務省主計局長

可部哲生 財務省理財局長

中江元哉 財務省関税局長

茶谷栄治 財務省総括審議官

美並義人 次期財務省財務総合政策研究所長

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