女子得点を一律減=東京医大、11年ごろから

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東京医科大(東京都新宿区)が今年2月実施の医学部医学科の一般入試で、女子受験者の点数を一律に減らしていたことが2日、関係者への取材で分かった。同大は文部科学省の私立大支援事業をめぐる汚職事件を受けて内部調査を行っており、この問題も含めて来週にも調査結果を発表する見通し。

関係者によると、女子受験生に対する一律減点は2011年ごろには既に行われていたとみられる。関係者は「結婚や出産で離職していく女性も多いから、男性が欲しいというのはある」と語った。

同大の18年度の一般入試では、センター試験利用などを除き男子が1596人、女子が1018人受験した。2次試験を経て最終的に合格したのは男子141人に対し、女子は30人だった。

これに関し、林芳正文科相は2日、「一般的に、女子を不当に差別するような入学者選抜が行われることは断じて認められない」と強調。同時に「大学からの報告を待った上で対応を検討したい」との考えを示した。

同大をめぐっては、文科省の私立大支援事業で便宜を図ってもらう見返りに同省前局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=の息子を不正合格させたとして、臼井正彦前理事長(77)らが贈賄罪で在宅起訴されている。

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