来月の日中首脳会談調整=安倍首相、今夏も靖国参拝見送り

政治・外交

安倍晋三首相は9月にロシアのウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」への出席に合わせ、中国の習近平国家主席との首脳会談を開く調整に入った。日中関係改善を加速させるのが狙い。首相は8月15日の終戦記念日の靖国神社参拝も見送る方針だ。複数の政府関係者が明らかにした。

同フォーラムは9月11~13日に開催。習主席が出席予定のほか、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の参加も取り沙汰され、日朝首脳会談の可能性もある。首相は習主席との会談を実現させ、北朝鮮非核化や拉致問題解決をめぐり、日中連携を強化したい意向だ。

首相は、9月の自民党総裁選での3選を前提に、10月にも訪中し、来年の習主席来日につなげることを想定している。同フォーラムは総裁選期間と重複する見込みで、首相にとって政権継続への意欲を党内外に訴える機会にもなりそうだ。

一方、首相は今年の終戦記念日も靖国神社参拝を控える意向だ。首相が同神社を参拝したのは2013年12月が最後。政府関係者は「日中関係改善のため、相手に配慮を示すのは当然だ」と述べた。

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