被爆建物や復興シンボル周遊=「ピースツーリズム」開始へ-広島市

社会 文化 旅と暮らし

広島市は、原爆ドームのある平和記念公園を中心に、被爆した建物や慰霊碑を巡り平和への思いを深めてもらう観光周遊を計画している。戦争や災害の跡を訪ねる旅は「ダークツーリズム」とも呼ばれるが、「負の遺産だけでなく復興の様子を知ってもらいたい」(担当者)との思いから、ピースツーリズムと名付けた。

市は2017年度、平和と観光を組み合わせた施策の在り方を考えるため、平和団体の代表者や観光関係者で構成する懇談会を設置。被爆した樹木や小学校のほか、原爆をテーマにした文化・芸術のゆかりの場所、プロ野球広島東洋カープの本拠地だった旧市民球場跡地といった復興のシンボルなど計53カ所を巡る4ルートを設けた。

目的地や所要時間を掲載するサイトを開設し、施設そばの説明板には、スマートフォンをかざすと被爆前後の姿を紹介する文章が表れる拡張現実(AR)を用いたシステムを導入する。例えば原爆ドームは、被爆前の広島県物産陳列館の絵やドーム内部の画像、歴史を紹介する文章が表示される。ルートとサイトの公開は10月を目指す。

原爆ドームについて説明するスマートフォン向けのサイト画面(広島市提供)

ピースツーリズム推進懇談会の原田浩座長=7月23日、広島市中区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

観光 時事通信ニュース 趣味・娯楽 広島 観光政策 原爆 広島市 広島平和記念公園 原爆ドーム 平和