北海道のヒグマ4頭、英へ=「救出作戦」経て動物公園に

社会

【ロンドン時事】北海道に生息する絶滅危惧種のエゾヒグマ4頭が、約8600キロ離れた英ロンドンに空輸され、中部のヨークシャー野生動物公園で新たな生活を始めた。英メディアが6日報じた。長年「とらわれの身」(デーリー・メール紙)となってきた高齢の4頭は、同公園の専門家の監督・保護の下で余生を過ごす。

4頭はリク、カイ、ハナコ、アムの雄雌で、年齢は17~27歳。北海道白老町のアイヌ民族博物館(3月閉館)で展示のため狭いおりに入れられていたのを動物愛護団体のメンバーが見つけ、英国への引き渡しを交渉した。約1年半の「救出作戦」を経て3日、ヒースロー空港に到着、6日までに野生動物公園に移動した。数日間小屋の中で過ごした後、広い屋外の保護区に放されるという。

同公園のジョン・ミニオン代表は「博物館はクマたちの世話をする経験や資金がなく、世界中の動物保護団体が解決のため協力し合った。私たちには技術も空間もあり、彼らを歓迎できるのは素晴らしい」と述べた。

北海道から英国に移送されたエゾヒグマ4頭のうちの1頭=ヨークシャー野生動物公園提供

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