低価格腕時計、生産自動化=コスト2分の1以下-カシオ

経済・ビジネス

カシオ計算機は9日、低価格デジタル腕時計の組み立てを自動化すると発表した。国内生産拠点の山形カシオ(山形県東根市)で8月下旬から自動化したラインを稼働する。コストは従来の2分の1以下に抑えられ、今後は海外生産分の一部も移管する予定だ。

自動生産するのは、1989年に発売したロングセラー製品のデジタル腕時計「A159WA」。1本2000円強で、色違いなどのモデルも含め国内外で年間数百万本を販売し、同社の腕時計全体の1割強を占めている。日本でも最近は「チープカシオ」と呼ばれ、人気が再燃している。

多品種少量生産が求められる腕時計は、人が組み立てるのが一般的だが、カシオは「国内での効率的なものづくり」を目指し、本体の組み立てを全て機械が行う生産ラインを開発した。これまでラインには14人必要だったが、自動化後は部品の用意などを行う5人で済むようになる。

カシオ計算機が新たに稼働させる腕時計の自動組み立てライン=山形県東根市(同社提供)

カシオ計算機が組み立てを自動化する低価格のデジタル腕時計「A159WA」(同社提供)

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