口永良部島に避難準備=警戒レベル4、噴火厳重警戒-火山性地震増加・気象庁

社会

気象庁は15日、鹿児島県屋久島町・口永良部島の火山活動が高まっているとして、午前10時半に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から4(避難準備)に引き上げた。新岳火口から約3キロ以内は大きな噴石や火砕流に厳重な警戒が必要という。

町によると、1日現在、105人が島内に住んでいる。一部集落の65歳以上の高齢者は、公民館への避難を開始。他の住民も避難所にすぐに移動できるよう準備を始めた。

新岳では2015年5月29日に爆発的噴火が発生。噴火警戒レベルが5(避難)とされ、全住民が一時、島外に避難した。同年6月19日のごく小規模な噴火を最後に噴火は起きておらず、16年6月にレベル5から3(入山規制)、今年4月に3から2に引き下げていた。

しかし、8月に入り火山ガスが増え、15日午前0時ごろから新岳の南西山麓付近の深さ約5キロで火山性地震が増加。地震の規模は最大でマグニチュード1.9と、やや大きかった。震源が15年の噴火前に起きていた地震と同じ場所のため、今後噴火につながる可能性があるとみられる。

気象庁の斎藤誠火山課長は記者会見で、15年の噴火時と比べ、火山ガスの増加からやや大きな地震までの間隔が短いとし、「火山活動の進み具合が速い恐れがある」と警戒を呼び掛けた。

鹿児島県・口永良部島への噴火警報発表について記者会見する気象庁の斎藤誠火山課長=15日午前、東京都千代田区

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