TDL、段階的に刷新=上西オリエンタルランド社長
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オリエンタルランドの上西京一郎社長は17日、運営する東京ディズニーランド(TDL)について、段階的に時間をかけて刷新していく考えを明らかにした。時事通信とのインタビューで語った。
1983年開業のTDLは、人気アトラクションのスプラッシュ・マウンテンがある「クリッターカントリー」など、七つのエリアに分かれている。隣接する東京ディズニーシー(TDS)と合わせて年間3000万人が訪れるが、来客数は伸び悩んでおり、てこ入れ策として2022年度にTDSを拡張することにしている。
上西社長は、外部調査で顧客満足度が低下傾向にあることについて「真摯(しんし)に受け止める」とした上で、アトラクションや施設の魅力向上に努める考えを示した。
さらにTDSの拡張後にTDLも見直す考えを表明。具体化はこれからとしつつも、「どのエリアからどのように変えていくか検討している」と述べた。「いっぺんにやるのは難しい」としており、「一つのエリアを(丸ごと)やるとなると、10年スパンになる。相当な期間これからもやり続ける」方針だ。
TDLは拡張の余地が乏しいため、従業員の休憩場所などとして使うバックヤードの面積を減らすなどして、各エリアの見直しに対応することも選択肢になるという。
オリエンタルランドはTDS拡張に約2500億円を投じる。チケットの値上げを検討しているものの、上西社長は時期や値上げ幅などについては「総合的に勘案する」と述べるにとどめた。
インタビューに答えるオリエンタルランドの上西京一郎社長=17日、千葉県浦安市
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