「顔認証」外国人も対象=来年度中に出国審査で-法務省

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法務省は、空港での日本人の帰国審査で導入している「顔認証ゲート」について、2019年度中に外国人の出国審査も対象にする方針だ。東京五輪・パラリンピックが開催される20年の訪日外国人数を4000万人にする政府目標の達成に向け、審査体制の一層の効率化を図る。

顔認証ゲートは、備え付けのカメラで撮影した顔写真とICチップ付きのパスポート(旅券)の顔写真を自動照合して本人確認する仕組み。審査官による対面手続きに比べ、時間を短縮できる。

昨年10月に羽田空港で初めて取り入れ、これまでに全国5空港の帰国手続きで計64台を導入した。法務省は、成田空港を手始めに今年10月から日本人の出国審査でも運用する。

外国人の出入国審査をめぐっては、特に入国時の混雑が激しく、待ち時間が1時間を超えることも少なくない。しかし、外国人の入国審査は、目的や滞在期間の確認など審査官による丁寧な対応が必要で、顔認証ゲートは活用しにくいとされる。

法務省は、顔認証ゲートの増設によって、審査官を外国人の入国審査に重点的に配置し、同審査の待ち時間を20分以内に縮めたい考えだ。上川陽子法相は「厳格な出入国管理と円滑な入国審査を高度な次元で両立させたい」と話している。

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