「報復の連鎖断ち切る」=対馬丸撃沈74年で慰霊祭-沖縄

社会

太平洋戦争中、沖縄から本土への学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦に撃沈され、児童ら1400人以上が犠牲になった事件から22日で74年を迎えた。那覇市の慰霊塔「小桜の塔」では慰霊祭が開かれ、生存者や遺族らが犠牲者の冥福を祈った。

慰霊祭では、約400人の参列者が黙とうをささげた後、生存者で対馬丸記念会の高良政勝理事長(78)が「報復の連鎖を断ち切ることが課された使命」と述べ、恒久平和に向けた決意を語った。

長崎に向け那覇港を出た対馬丸は1944年8月22日午後10時すぎ、鹿児島県・トカラ列島の悪石島沖で魚雷攻撃を受け沈没。乗員1788人の約8割が犠牲となった。対馬丸記念館の刻銘版には今年2人が追加され、1484人の名前が刻まれている。

学童疎開船「対馬丸」撃沈から74年を迎え、慰霊祭で追悼の言葉を述べる対馬丸記念会の高良政勝理事長(中央)=22日午前、那覇市

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 社会一般 沖縄