スズキ、中国生産撤退へ=競争激化でインドに集中

経済・ビジネス

スズキが中国の自動車大手、重慶長安汽車との合弁事業を解消する方向で調整していることが23日、分かった。スズキは既に、別の中国企業との合弁を解消しており、同国での自動車生産から撤退する。世界最大市場の中国は競争が激化しているため、乗用車で半数の販売シェアを握るインド市場に集中する。

重慶長安との合弁会社は1993年に設立。小型車を生産・販売してきたが、中国では経済成長に伴いスポーツ用多目的車(SUV)などサイズが大きい車種の人気が高まっており、販売は劣勢を強いられていた。スズキは今年6月、同様に苦戦していた江西昌河汽車との合弁会社の保有株を全て江西昌河に売却している。

スズキの2017年度の自動車販売は、中国市場が前年度比28.8%減の10万5000台にとどまった。一方、インドは14.5%増の165万4000台と好調を持続している。同国の自動車市場は今後も成長すると見込まれており、経営資源をインドに振り向ける考え。

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