中古品の事故、相次ぐ=使用法、リコール品に注意を-リユース市場拡大背景に

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家電製品やガス器具など生活に身近な中古品をめぐる事故が相次いでいる。若者を中心にフリーマーケットアプリの利用が進むなど中古品を売買するリユース市場の拡大が続く中、製品の正しい使用・設置方法を知らなかったり、リコール(回収・無償修理)品だったりしたことによる事故が多い。製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けている。

NITEによると、2018年3月までの5年間に確認されたガスコンロや折り畳み自転車、洗濯機などの中古品の事故は、少なくとも182件に上る。このうち死亡事故は6件、重傷事故も7件あった。

インターネットで購入した中古ガスコンロに閉塞(へいそく)栓が装備されていないことに気付かずにガス漏れを起こし、発火した事故が17年に発生。取扱説明書のない中古の折り畳み自転車をもらい受け、固定調整ボルトを締めないまま走行し、転倒して負傷した事故も14年にあった。

中古品の事故のうち、15%超にあたる29件はリコール製品で発生したもの。13年には、製造不良によるリコール製品と知らずに譲り受けた洗濯機を使用し、内部部品が焼損した事故などがあった。NITEは「リコール製品と把握し、点検・交換などが行われていれば、未然に防げた可能性は高い」と指摘している。

このほか、部品が劣化した中古カセットコンロを使って火災を招いた事故もあり、NITEは、中古品は使用前に製造年を確認することも必要だとしている。

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