潜水艦に女性隊員=制限撤廃を検討-防衛省

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防衛省が海上自衛隊の潜水艦に、これまで制限していた女性隊員の配置を検討していることが31日、同省への取材で分かった。女性の活躍拡大と人材確保が狙い。制限が撤廃されれば、海自の全ての職域が女性に開放され、実質的に全自衛隊で配置制限がなくなる。

海自は2019年度に、「潜水艦教育訓練隊」(広島県)の施設を改修し、女性用のトイレや部屋の整備を計画。既に、女性自衛官を短期航海に乗艦させ、問題点の確認などを進めている。

潜水艦では、男女の区画を設けることができず、プライバシーの保護が難しいことから女性の配置が制限されている。寝所は通路に面した3段ベッドで、脱衣所もなく、乗組員は廊下で着替えている。

同省では1993年から段階的に女性の配置制限を撤廃。潜水艦以外では、陸上自衛隊の特殊武器防護隊の一部と坑道中隊で配置を制限しているが、化学物質を扱うことなどから、母性保護のため、当面撤廃の見込みはない。

海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」内の3段ベッド(防衛省海上幕僚監部提供)

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