首都直下備え防災訓練=船で外国人客ら搬送-東京都

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東京都は2日、震度6強の首都直下地震を想定した防災訓練を行った。今年は東京消防庁や警視庁、海上保安庁、旅客船などを運営する企業が持つ船舶を活用。外国人観光客を航路で搬送する初の訓練を行い、防災力の強化を図った。

訓練には住民や関係機関など計約7000人が参加。港区のお台場学園港陽小・中学校周辺の船着き場では、水上タクシーや水上バスで医薬品や医療スタッフを搬送。同校の訓練では、住民同士で応急担架の作り方や消火栓を使った蛇口の設置方法を学んだ。

外国人観光客約60人を搬送する訓練では、中央区の日本橋タワーから直線距離で約1.8キロ離れた同区立浜町公園周辺に避難するため、水上バスで隅田川などを移動。災害時の対応について一連の流れを確認した。

小池百合子知事は港陽小・中学校で初期消火訓練などを体験。その後東京消防庁の船で浜町公園に向かい、倒壊した建物に取り残された人を救助する訓練などを視察した。小池知事は記者団に「(災害時に)水辺を使って必要なものを運ぶことは有効だ」と述べた。

首都直下地震を想定して行われた東京都の防災訓練で、自動車内から負傷者を救助する消防隊員=2日午前、中央区

東京都の防災訓練で、船舶を使用し搬送された帰宅困難者ら=2日午前、中央区

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