校舎間借り、始業式=岡山・真備の学校再開-西日本豪雨

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西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の小中高校で3日、始業式が行われた。校舎が浸水し臨時休校のまま夏休みを迎えた5校は、プレハブ校舎が完成するまで他校に間借りし、約2カ月ぶりに授業を再開した。

倉敷市玉島阿賀崎の市立玉島小学校(全校児童387人)は、真備町箭田の箭田小学校(同268人)の1~4年生を受け入れた。5、6年生は隣接する県立玉島高校に間借りする。児童らは避難所や親戚宅、県が民間の賃貸物件を借り上げた「みなし仮設住宅」などに身を寄せており、市が用意したバスで通学する。

玉島小では3日、児童らが「玉島小学校へようこそ」と書いた紙をベランダに掲げ、校庭に響く大きな声で歌いながら、バスで登校した箭田小の児童を出迎えた。別々に始業式を行った後、両校の児童が向き合って学校紹介などをする「よろしくの会」を開いた。

箭田小の大崎卓己校長は始業式で、「この災害に負けないで、毎日を力いっぱい生活してほしい」と呼び掛けた。よろしくの会で同校を代表してあいさつした6年の安藤温佳さん(12)は「遅れているから勉強もちゃんとやって、玉島小の子と仲良くなりたい」と笑顔を見せた。

箭田小の児童数は豪雨前286人だったが、18人が転校した。プレハブ校舎は9月末の完成を目標に、真備町上二万の二万小の敷地内で建設が進められている。

「よろしくの会」で箭田小の校歌を歌う、同校の児童ら=3日午前、岡山県倉敷市

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