近畿の国際線まひ状態=関空に機能集約で-外国人客問い合わせ相次ぐ・台風21号

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関西国際空港(大阪府泉佐野市)が台風21号による高潮の影響で閉鎖されたことで、近畿の国際線はまひ状態となっている。近畿圏の国際線機能は関空に集約されており、他に運航できる空港がないためだ。国内線の運航は再開されるものの、国際線については羽田や成田、中部などの空港を発着する便を利用するしかない状況が続く。

関空の周辺には伊丹空港や神戸空港がある。ただ、伊丹の国際線機能は開港に伴い関空へ移されており、神戸は当初から国内線専用として整備された。

全日空は台風直撃前の時点で、関空の国際線では1日14便が発着していた。同社によると、関空閉鎖以降、帰国を予定していた外国人観光客から「航空チケットを別の便に振り替えられないか」という問い合わせが相次いでいるという。

日本航空も1日16便の国際線を運航していた。国際線の搭乗率は国内線よりも高くなるケースが多いといい、同社は現状では利用者の需要を満たせないと判断。5日から成田とホノルルなどを結ぶ路線の臨時便を運航することにした。ただ近畿と成田との間の国内移動は、国内線や新幹線など鉄道を使うしかない。

国土交通省は「現時点では、国際線が運航されている他の空港へ行くか、関空の機能復旧を待つしかない。航空各社には利用者に対して丁寧に対応するようお願いしている」としている。

台風21号の影響で浸水した関西国際空港=5日、大阪府泉佐野市(時事通信ヘリより)

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