なお2000人が避難=6000戸で断水続く-生活に影響長期化・北海道地震

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北海道胆振地方を震源とする大規模地震は10日もなお1989人(同日午後9時現在)が避難所に身を寄せ、不自由な暮らしを強いられている。停電はほぼ解消したが、震源に近い厚真町や安平町を中心に約6000戸(同)で断水が続く。市民生活への影響は長期化する見通しだ。

道警や消防などが24時間態勢で続けた捜索活動で、最後まで行方が分からなかった厚真町幌内地区の山本辰幸さん(77)が10日未明見つかり、死亡が確認された。苫小牧市の50代男性も地震が原因の死亡と認定され、道内の死者は計41人となった。

道によると、いまだ避難所生活を送る被災者は厚真町やむかわ町、安平町など9市町の住民ら。札幌市を含む5市町では断水も続く。36人が亡くなった厚真町の宮坂尚市朗町長は「(復旧には)相当な期間が必要」と話しており、住民の生活再建への道のりは遠い。

文部科学省によると、道内の小中高などの公立学校は10日、182校が休校、217校が授業を短縮した。

広範囲に影響を与えた停電はほぼ解消されたが、不安定な電力供給が続く。北海道電力は供給力には限りがあるとして、日中は通常よりも2割の節電を呼び掛けている。

避難所前で無料提供されたたこ焼きの屋台に並ぶ被災者ら=10日午後、北海道むかわ町

壁が崩れたり傾いたりなどし、応急危険度判定で「要注意」や「危険」の張り紙がされた建物=10日午後、北海道安平町

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