特産品買って復興後押し=アンテナショップにぎわう-北海道地震

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少しでも復興の力に-。北海道の特産品を購入して被災地を支援しようと、各地のアンテナショップには多くの買い物客が詰め掛けている。

東京都千代田区の北海道どさんこプラザ有楽町店。高島良幸副店長(45)によると、発生当日の6日と翌7日は、レジのシステムがつながる札幌が停電したため臨時休業した。

8日に営業を再開したところ、夕張メロンを使ったソフトクリームなどがよく売れ、8、9両日の売り上げは普段の1.2~1.3倍になった。震度6弱を記録した千歳市に実家がある高島副店長は「北海道から遠く離れた首都圏でも人の温かさを感じた。感謝しかない」としている。

同店で十勝ワインを購入した横浜市港南区の会社員岩崎信治さん(60)は「仕事で帯広市に3年間いたこともあり、人ごととは思えない。特産品を買うことで、少しでも被災地の復興を応援できれば」と話していた。

仙台市にある同ショップでも7日以降、客足が急増し、通常の倍以上の300人以上が訪れる日もあった。地震の影響で入荷が不可能になり、一部商品が品切れになったという。

同店を訪れた仙台市の団体職員小野田友彦さん(66)は「東日本大震災後は風呂に1カ月入れなかった。北海道で大変な思いをしている人たちを、少しでも応援できれば」と話した。夫と訪れた同市の60代女性は「震災を経験している分、被災者や犠牲者を思うとやるせない。現地にはまだ何も送れないので、ここでたくさん買い物をして早い復興につなげたい」と買い物かごに魚介製品や菓子を詰め込んだ。

アンテナショップで北海道の特産品を選ぶ買い物客=10日、東京都千代田区

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