外国人モデルらが和食をPR=漁業など体験し魅力を発信

社会 暮らし

日本に住む外国人ら男性5人組が、漁業や農業を体験しながら和食など日本文化の魅力を内外へ伝えていく活動を開始した。

メンバーは17~23歳でブラジル出身や、日本人や米国人などを父母に持つファッションモデルや俳優などをする5人。各地で「汗」をかきながら日本文化に接することと、インバウンド(訪日外国人旅行者)の一部を組み合わせ、グループ名を「ASE BOUND」(アセバウンド)と名付けた。

メンバーらは8月下旬、神奈川県平塚市漁業協同組合の協力を得て定置網漁を体験。深夜に出漁し船内で作業を手伝った後、アジやサバ、カマスなどの漁獲物を魚種ごとに分ける作業を行った。

終了後、漁港関係者から刺し身を振る舞われ「新鮮な刺し身が、こんなにおいしいとは思わなかった」と、生の魚が苦手だったメンバーはびっくりした様子。今後は、それぞれの出身国などの料理に合わせた魚料理も試してみたいという。

日本での生活が長く、魚好きのメンバーが多いだけに「これからいろいろな産地で漁業体験などをさせてもらい、料理にも挑戦したい」と、リーダーのマーティンさん(23)。産地のほか、東京・築地市場(中央区)を見学したり、魚介だけでなく農産物を含め、日本の食文化を幅広く学んだりしていくという。

2020年東京五輪・パラリンピックを控え、インバウンドは急増。メンバーは、現地でのさまざまな体験を基に「和食や各地の魅力について、インターネットを通じて日本へ来る外国人などに向けて発信し、日本の良さをPRしていきたい」と意気込んでいる。

魚食などの日本の文化を内外にPRしようと活動を開始した在日外国人らのグループ「アセバウンド」=8月30日、神奈川県平塚市

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 食=美食・食の安全 社会一般