災害時のペット避難で冊子=来月にも自治体に配布-環境省

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環境省は10月にも、ペットの飼い主向けに災害時の避難方法などをまとめた冊子を都道府県と政令市、中核市に配布する。災害に対する日ごろの備えや、飼い主とペットが一緒に避難する「同行避難」に関する情報などが盛り込まれており、同省は配布に先立ち、ホームページに冊子の内容を掲載した。

ペットの災害対策では、一昨年4月に発生した熊本地震などでの教訓を生かした自治体向けの指針が策定されている。今回は指針を基に、A4判23ページの冊子にまとめた。

冊子は、災害に備えて(1)ペットのワクチン接種と寄生虫駆除(2)ペットをケージに慣れさせる訓練(3)飼い主とペットの非常食の準備-などの対策を行うよう明記。これらの対策をしていたAさんがペットとスムーズに避難生活を送ったのに対し、対策をしていなかったBさんはさまざまな問題を抱える様子を参考として紹介している。

冊子はまた、災害発生前から発生後1週間までの同行避難の流れをフロー図で掲載。同行避難をめぐっては、飼い主が避難所の同じ室内でペットを飼育できると解釈し、避難所の運営者とトラブルになるケースが過去にあったことから、ペットの受け入れ可能な避難所を把握しておくことも勧めている。

環境省は冊子の配布と合わせて、飼い主に周知するよう都道府県などに呼び掛ける。

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