日中外相、安倍首相訪中へ調整=河野氏「瀬取り」対応要請

政治・外交

【ニューヨーク時事】米ニューヨークを訪問中の河野太郎外相は27日午後(日本時間28日朝)、中国の王毅国務委員兼外相と国連本部で約40分間、会談した。両外相は、安倍晋三首相の来月の訪中に向けて調整を加速するとともに、関係改善の流れをさらに進めることを確認した。

王氏は日中関係について「引き続き歩み寄り、食い違いに適切に対応しながら、安定的に長期的に発展させていかなければならない」と指摘。河野氏も「外相レベルで頻繁にやりとりできることは、日中関係が『隣組』としてあるべき姿を取り戻していることを示している」と歓迎した。

河野氏は日中関係安定のため、東シナ海でのガス田共同開発や海洋の安全確保に関し、「具体的進展が必要」との認識も伝えた。

北朝鮮に対しては、国連安全保障理事会の制裁決議を完全に履行していくことで一致。制裁逃れのために洋上で物資を積み替える「瀬取り」に関し、河野氏は「(場所が)中国の近海に移動している。きちんと対応してほしい」と取り締まりを要請し、王氏も「厳しく対応する」と応じた。

握手して会談に臨む河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=27日、ニューヨーク(代表撮影)

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