築地移転、駅名どうなる?=バス停、交差点、交番も-「実態合わず」「愛称変えぬ」

社会

築地市場(東京都中央区)の移転で、「築地」「市場」の名前を持つ駅やバス停、交差点はどうなるのか。「実態に合わない」として名称変更されたり路線や交番自体がなくなったりするケースがある一方、「愛称なので変えない」として名前だけが残る場所もあるという。

市場構内にある都バスの停留所「築地中央市場」。都交通局によると、市場閉場に伴い廃止される。市場近くのバス停「築地市場正門前」は11日、「国立がん研究センター前」に変更される。同局は「築地市場の『正門』がなくなり、実態に合わなくなるから」と説明する。

市場正門前にある警視庁築地署の「中央市場交番」も、9月25日に閉鎖された。観光客の道案内などを担ってきたが、半世紀余りの歴史に幕を閉じた。

市場跡地は2020年東京五輪・パラリンピックで駐車場などに使われる予定だが、その後は決まっていない。同署は「住民の要望があり必要なら業務再開も検討するが、今は未定だ」としている。

一方、都営地下鉄大江戸線の「築地市場」駅は、存続する見通しだ。同局担当者は「市場関係者や地元の人も使い慣れている。場外市場が残るし、変える必要がない。改名を検討する予定も今はない」とする。

都によると、市場付近の交差点「中央市場前」「市場橋」も変更の予定はない。正門に通じる大通り「中央市場通り」を管轄する中央区は「愛称として設定されており、改名の動きはない」と話す。

変化は、豊洲市場(江東区)付近にも。都は構内に「豊洲市場」「水産仲卸棟」のバス停を新設。JR新橋駅前と「築地中央市場」を結ぶ現在の路線を新橋駅前-豊洲市場に変更する。

築地市場移転後も名前の変更がない都営地下鉄大江戸線の築地市場駅=1日、東京都中央区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

鉄道 時事通信ニュース 東京 運輸・交通 中央区 築地市場 築地 バス 築地場外市場