「沖縄の民意訴え続けた」=翁長前知事しのび県民葬

政治・外交 社会

8月に死去した沖縄県の翁長雄志前知事の県民葬が9日、那覇市の県立武道館で営まれ、約3000人が参列した。実行委員長の玉城デニー知事は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を掲げた故人について「国と対峙(たいじ)しながら沖縄の民意を強く訴え続け、多くの県民の共感を得た」とたたえた。

実行委員会は県や県議会などで構成。祭壇には沖縄の青い海をイメージした花が飾られた。

玉城氏は式辞で「遺志を引き継ぎ、子どもたちや若者に平和で豊かな誇りある沖縄を託せるよう、一丸となって努力し続ける」と表明した。

菅義偉官房長官は安倍晋三首相の追悼の辞を代読。「命懸けで沖縄の発展のために尽くしてきた功績に心から敬意を表する」と述べる一方、基地負担軽減に関し、「できることは全て行い、目に見える形で実現する」と強調した。一般参列者からは「民意を尊重して」とのやじが相次いだ。

8月に亡くなった翁長雄志前沖縄県知事をしのび、県民葬で献花を行う参列者=9日午後、那覇市の県立武道館

沖縄県の翁長雄志前知事の県民葬で式辞を述べる玉城デニー知事=9日午後、那覇市の県立武道館(代表撮影)

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