順大・昭和大も不正入試疑い=性別などで差異か-文科省調査

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東京医科大の不正入試問題を受け文部科学省が実施している全国の大学に対する緊急調査で、順天堂大(東京)と昭和大(同)でも不正な入試が行われていた疑いが浮上していることが13日、関係者への取材で分かった。性別や浪人回数により受験生の合否判定に差異を設けていたとみられる。

同省が全国の医学部医学科がある81大学を対象に行った緊急調査の速報結果によると、過去6年間の入試で、男子の合格率が女子より高かった大学は約8割に上ったが、東京医大以外に女子受験生の得点操作など不正を認めた大学はなかった。

同省は女子の合格率が低かった大学を中心に約30校を訪問調査。その結果、男女や浪人回数で差異を設けたり、特定の受験生に有利な対応をしたりして合格させていたと疑われる事例が、順天堂大や昭和大など複数の大学で見つかったという。

女子合格率を1とした場合の男子の合格率を過去6年間の合算値でみると、順天堂大は1.67と81大学の中で最も高く、昭和大は1.54で2番目だった。

柴山昌彦文科相は12日の記者会見で、複数の大学の入試で男女、年齢などで差を設けている事案が判明したことを明らかにしたが、学校名は公表していなかった。

同省は月内に中間報告を公表するとともに、訪問調査の対象を全大学に拡大した上で、年内に最終結果を取りまとめる方針。

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