芦田淳さん死去=ファッションデザイナー、88歳

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「ジュン・アシダ」のブランドで洗練されたセンスの洋服を次々と発表し、皇后さまの専任デザイナーも務めたファッションデザイナーの芦田淳(あしだ・じゅん)さんが20日午後9時32分、肺炎のため東京都内の自宅で死去した。88歳だった。旧朝鮮生まれ、京都府出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻友子(ともこ)さん。

開業医の家で8人きょうだいの末っ子として生まれた。第2次世界大戦前に米国から帰った兄夫婦のスタイルにカルチャーショックを受け、デザイナーを志した。雑誌をはじめファッション、インテリアなど幅広い分野で時代をリードしていた画家中原淳一氏に師事し、1960年に高島屋の顧問デザイナーに。63年には自らのブランド「ジュン・アシダ」の前身「テル工房」を設立した。

正統派で都会的な服作りを得意とし、東京コレクションで作品を64年から発表するなど長年第一線で活躍した。66年から10年間、皇太子妃時代の皇后さまの専任デザイナーを務めた。93年には皇太子妃雅子さまの結婚時の衣装を担当。96年のアトランタ五輪では日本選手団の公式ユニホームをデザインした。全日空など多くの企業の制服も手掛けた。

91年紫綬褒章、2006年旭日中綬章。次女の芦田多恵さんもファッションデザイナーとして知られる。

芦田淳さん ファッションデザイナー

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