一極集中是正へ女性視点=財政支援拡充に意欲-片山地方創生担当相

政治・外交

片山さつき地方創生担当相は18日、時事通信などのインタビューに応じ、東京一極集中の是正に向け、女性の視点を重視した地方創生施策に取り組む考えを明らかにした。自治体への財政支援拡充にも意欲を示した。主なやりとりは次の通り。

-唯一の女性閣僚として、担当分野に女性の視点をどう生かすか。

地方創生担当相が4代目になって初めて女性になった。女性の方が東京圏により多く集まっている事実があり、女性の動きがポイントだ。女性が地域に生きがいを持ち、ワークライフバランスを整えて、いい人生を送っていけるような社会制度づくりを頑張りたい。

-政府は2020年までに東京圏への転入超過を解消する目標だが、むしろ増加している。目標達成の見通しや見直しの考えは。

少なくともこの政権で、東京一極集中是正という重要なコンセプトを見直すことはないと思う。分析を行い、より効果的な対応を検討したい。魅力的な地方大学づくりに向け産官学連携を支援する18年度創設の交付金事業は、すごくいい企画だ。19年度予算ではUIJターンや起業・就業者の創出に向けた支援金を要求していて、非常に大きな効果が出ることは間違いない。さまざまな政策パッケージを入れ、切れ目なくやっていきたい。

-地方創生推進交付金の拡充など自治体への財政支援に意欲を示しているが、具体的な対応は。

予算の数字というのはその政権のメッセージ。安倍首相が「次元の違う地方創生」と言っているのに、18年度と19年度が同じ数字ではメッセージに見えない。(19年度に向け)既に18年度の1000億円を上回る額を要求しているし、使い勝手も改善していきたい。

-人工知能(AI)などを活用した「スーパーシティ構想」について。

世界最先端の都市では、分野横断的にAIやビッグデータ、IoT(モノのインターネット)を活用し、都市空間全体をマネジメントから変えてしまいつつあるが、日本はこの分野では1周、2周遅れだ。ショールームになるような都市に手を挙げていただき、実現したい。10月中には有識者懇談会の第1回会合を行う方向だ。

インタビューに答える片山さつき地方創生担当相=18日午後、東京都千代田区

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