免震装置でまた不正=庁舎や学校など国内93件、台湾にも出荷-川金HDグループ

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東証2部上場の産業部材メーカー、川金ホールディングス(HD)は23日、子会社2社が地震による建物の揺れを抑える免震・制振装置(オイルダンパー)の一部で性能検査データを改ざんしていたと発表した。不正品は2005年2月から今年9月にかけ、自治体庁舎や学校など国内93件に納入されたほか、台湾など海外に出荷したケースもあるという。

埼玉県は、不正品が県内で14件の建物に使われていたと発表。埼玉県第2庁舎(さいたま市)、さいたま市本庁舎、川口市立青木中学校(川口市)が含まれる。兵庫県は、加西市の民間工場のほか、神戸市にある市立中央図書館や市営住宅に使用されていることを確認した。

不正品が設置された建物では、年内に安全性を検証した上で第三者機関が確認。川金HDは顧客の意向を踏まえ、交換などの対応策を決める。

免震・制振装置のデータ改ざんについて記者会見で謝罪する川金ホールディングス(HD)の鈴木信吉社長(右)ら=23日午後、国土交通省

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