「可能性逃さない」=日朝首脳会談実現へ努力-菅拉致相

政治・外交

拉致問題担当相を兼務する菅義偉官房長官は25日、時事通信などのインタビューに応じた。日本政府が拉致問題解決に主体的に取り組む考えを強調。安倍晋三首相と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談実現へ「ありとあらゆる可能性を逃さない」と語った。主なやりとりは次の通り。

-拉致問題解決にどう取り組むか。

担当大臣として、首相の指示の下、しっかり連携して拉致問題を一日も早く解決する思いで臨んでいく。

-平壌への連絡事務所設置を北朝鮮に打診しているとの一部報道があるが。

そのような事実はない。

-米朝首脳会談の行方を見た上で拉致問題の解決を図るのか。

米朝首脳会談が行われて新しい流れができたことは事実だ。就任に当たり首相から、どんな小さなチャンスでも逃すことがないよう指示を受けた。問題解決に全力で取り組んでいく。

-非核化の取り組みとは別に日朝首脳会談を模索しているのか。

どんなに小さなチャンスでも逃すことなく、そうしたことを実現していくことも極めて大事だ。米朝(首脳会談)が終わってからとかではなく、ありとあらゆる情勢に対応できるよう取り組んでいく。

-拉致問題解決は「今が正念場」と言うが、具体的にどういうことか。

閉塞(へいそく)状況にあった拉致問題について、米朝首脳会談が行われたことは一つの大きな流れだ。米韓両国の大統領が金委員長に拉致問題を提起してくれたことも現実としてある。

-日朝首脳会談の年内開催は難しいか。

ありとあらゆる可能性を逃さない。

-国内世論の啓発は。

国民世論の後押しは大変力強い。官房長官という立場だが、拉致問題のさまざまな会合はできる限り出席し、少しでも国民世論が盛り上がり、後押しをしてもらうことができるように取り組んでいきたい。

インタビューに答える拉致担当相を兼任する菅義偉官房長官=25日午後、首相官邸

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 外交 北朝鮮