「ジーヴス」シリーズ注文殺到=皇后さま言及の英国小説

社会

皇后さまが「公務を離れた後の楽しみ」として挙げられた英作家のユーモア小説「ジーヴス」シリーズに、注文が殺到している。出版社は重版を急ぐなど対応に追われており、「問い合わせの電話が鳴りやまない」とうれしい悲鳴を上げている。

ジーヴスは英作家P・G・ウッドハウスの作品に登場する天才執事の名前。若き貴族に降りかかるトラブルをジーヴスが解決していくシリーズは人気で、英エリザベス女王の母もファンだったとされる。

全集14巻を出版する国書刊行会は、取次店などからの問い合わせが相次ぎ、計2万部を重版。ホームページでも、皇后さまが話題にしたことを売り文句にする特集を組んだ。礒崎純一出版局長は「この1~2年は年間で100部程度だったが、いまは1日で100部の注文が舞い込む」と喜びを隠さない。

傑作を集めた文庫2冊を刊行する文芸春秋も、大手ネット書店の売れ筋ランキングでベスト10入りするほどの評判を受け、2度にわたり計7万部の重版を決定。「これまでもしずしずと売れていたが、いまは爆発的だ」と話している。

文芸春秋が「皇后陛下もご愛蔵」と銘打って重版を決めたジーヴスの小説

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