「いぶき2号」打ち上げ成功=温室効果ガス、高精度で測定-鹿児島

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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日午後1時8分、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」などを搭載したH2Aロケット40号機を鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。いぶき2号は約20分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

40号機にはアラブ首長国連邦(UAE)から打ち上げを受注した地球観測衛星「ハリーファサット」のほか、小型衛星4機も相乗りしている。

いぶき2号は、2009年に打ち上げられた「いぶき」の後継機で、JAXAが開発と運用を、環境省と国立環境研究所がデータ解析を担当。二酸化炭素(CO2)やメタンなど温室効果ガスの濃度を精密観測し、「パリ協定」など国際的な枠組みに基づく地球温暖化対策への貢献を目指す。

初代いぶきに比べ、センサーの精度を約10倍に向上させた。大都市など人為的なCO2排出源を集中的に観測する能力を持ち、微小粒子状物質PM2.5などの測定も行う。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき2号」などを搭載し、打ち上げられるH2Aロケット40号機=29日午後、鹿児島県・種子島宇宙センター

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