被災地で仮設入居開始=冬到来前に、3町128戸-北海道地震

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北海道地震で被災した北海道厚真、安平、むかわの3町で建設型応急仮設住宅が完成し、自宅が全半壊するなどした被災者が1日、入居を始めた。被災地では夜間冷え込みが厳しくなってきており、本格的な冬の到来を前に、道が建設を急いできた。3町の計123世帯に128戸の仮設住宅が提供される。

安平町追分地区にある仮設住宅には、午前9時前から被災者らが鍵を受け取りに続々と訪れた。ホームヘルパーの清野玲子さん(53)は犬と猫を飼っているため、半壊の自宅に暮らしている。「お風呂もトイレも使えず、隙間風もある。寒くなり不安だった。ようやくゆっくりできる」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

同地区にある職場兼自宅が大規模半壊となり避難所生活を送る理髪店の三宅真理子さん(65)は「とってもうれしい。とりあえず早く自由な生活が欲しかった」と喜びを隠せない様子だった。「今朝マイナス1度まで冷え込んだとは思えない。全然寒くない」と仮設住宅の保温性に感心していた。

仮設住宅は1DK~3Kの3タイプを用意。被災地では真冬の冷え込みが極めて厳しいため、断熱材を厚くするなどし、室内の保温性を高めた寒冷地仕様となっている。厚真町で85戸80世帯、安平町で18戸18世帯、むかわ町で25戸25世帯が入居する。

北海道安平町の仮設住宅で、設備の確認をする清野玲子さん(左)ら=1日午前、同町追分地区

北海道安平町の仮設住宅に荷物を運び入れる被災者=1日午前、同町追分地区

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