同盟通信記事をネット公開=新聞通信調査会が新サイト-第1弾は盧溝橋事件など

社会

公益財団法人「新聞通信調査会」(西沢豊理事長)は1日、時事通信社と共同通信社の前身組織「同盟通信社」が全国の新聞社などに配信した記事の一部をデジタル化し、ホームページで公開を始めた。第1弾は、配信記事を冊子化した「同盟旬報」のうち1937年7月~41年1月の発行分で、来年2月には残りの発行分などを公開する予定。

同調査会によると、同盟旬報は10日に1冊の割合で、37年7月から43年1月まで発行。その後、「同盟時事月報」に引き継がれて月刊となり、45年3月まで発行された。計225号で約2万6000ページ、記事は約30万件に上る。1日にはその約半数が公開された。

公開に当たり、同調査会は冊子を1ページごとにPDF化。新設された専用サイトで、見出しや掲載年、発信地などから記事検索できる。利用は無料で、ダウンロードも可能。提供元を明記すれば雑誌などでの引用もできる。

1日に公開された記事には、37年7月7日に北京郊外で日本軍と中国軍が衝突し、日中戦争の発端になった盧溝橋事件などが含まれる。来年2月には、41年1月から45年3月発行分が公開され、41年12月8日(日本時間)に旧日本海軍がハワイ・真珠湾を奇襲攻撃して太平洋戦争に突入した時の記事などが公開される予定。

2019年度以降は、同盟通信が学校などに向けて配布した掲示用写真ニュースや、海外向けに発信した英文ニュース、週刊の写真誌などもデジタル化するという。

同調査会は「記事の中には第一級の史料的価値があるものも多い。ネット公開が昭和史研究、メディア研究に役立てば」としている。

サイトのアドレスは https://www.chosakai.gr.jp/

デジタル化され、公開が始まった同盟旬報(新聞通信調査会提供)

同盟通信記事が公開されているサイト。同盟旬報内の記事が検索、閲覧できる(新聞通信調査会提供)

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