ゴーン容疑者が否認=報酬虚偽記載-東京地検

社会

巨額の役員報酬を隠したなどとして、金融商品取引法違反の疑いで逮捕された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が東京地検特捜部の調べに対し、有価証券報告書への虚偽記載容疑を否認したもようだ。25日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、特捜部は録音・録画(可視化)しながら、ゴーン容疑者の取り調べを実施。ゴーン容疑者に黙秘をする様子はなく、はっきりと主張しているという。

側近の前代表取締役グレッグ・ケリー容疑者(62)は逮捕後、報酬隠しについて、「適切に処理した。社内の人間が外部の法律意見を聞いたりしながら処理した」と否定。ゴーン容疑者からの虚偽記載の指示も「ない」と話していた。ケリー容疑者の供述調書は作成されていないとみられる。

2人は2010~14年度のゴーン容疑者の役員報酬が実際には総額99億9800万円だったのに、有価証券報告書には50億円以上少ない計49億8700万円と記載し、関東財務局に提出した疑いで逮捕された。

特捜部は報酬隠しはゴーン容疑者の指示で、ケリー容疑者が執行役員らに実行させたとみて調べている。

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