安倍首相、米中摩擦の改善期待=習主席に「具体的措置」促す-日中首脳会談

政治・外交

【ブエノスアイレス時事】安倍晋三首相は30日午後(日本時間12月1日午前)、訪問先のアルゼンチン・ブエノスアイレスで、中国の習近平国家主席と約35分間会談した。米国と中国の貿易摩擦について、首相は「誰の利益にもならないことは明らかだ」と指摘、1日の米中首脳会談を契機に改善に向かうことへの期待を示した。

首相は米中首脳会談に関し「有益な議論が行われ、G20(20カ国・地域首脳会議)全体の議論に建設的に貢献することを期待している」と表明。「問題の根本的な解決のためには、産業補助金、知的財産、強制技術移転等について中国が具体的な措置を講ずることが重要だ」とも伝えた。日本側は、習氏がどう回答したかは明らかにしなかった。

日中首脳は両国関係発展への意欲も表明した。首相は「来年は習主席を日本にお迎えし、首脳同士の間断のない相互往来を通じ、政治・経済・文化などあらゆる分野の交流、協力を一層発展させていきたい」と指摘。習氏は「安倍首相とともに日中関係発展のため政治的指導力を発揮し、新たなエネルギーを注いでいきたい」と語った。

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